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 女偏 独身時代
 
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家内と結婚する前の話。多いときは一度に四人の女と付き合ったことがある。そうなると相手もうすうす分かるのか、名前を言わずに「私よ、何してたのよ」って電話で切り出されると、いったい誰なのか分からない時があって困ったこともあった。

河原町をある彼女と歩いていて、正面から違う彼女が来ることに気付いたときは、一瞬にしてUターンで逃げた。ところが反対側の歩道を又違う彼女が歩いていたときは、腰が抜けそうだった。

そうだね、お婆の予言どおりに女に不自由もしなければ、苦労もしなかった。今まではだが.....。なにっ、まだやるってか。

付き合った女は沢山いるが、お金を払って浴場などへは行ったことがない。同僚に誘われたが行く気になれなかった。それより、いずれ別れるにしても気持ちが動いて相手を想う付き合いを好んだのだろう。

童貞をなくしたのは遅かった。高校を卒業して勤めた翌年に琵琶湖でナンパした神戸のきみちゃん。彼女も初めてだった。共にビートルズが好きで、当時流行ったVANの服装を好んで着た。

結婚の話もしたが彼女も私も若かった。付き合って一年後、京都駅の快速電車で涙をうっすらと浮かべる彼女の顔が、今でもはっきりと思い出せる。

今のカミサンとの出会いから今日までは別の編で書くことにしよう。只ひとつ、結婚前からも結婚後も親戚縁者の前で、「私は浮気はします」と公言していたし、カミサンもするだろうと覚悟していたのは事実だ。

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